2015.5.3 鯉のぼり

G.W真っ只中。今日も良い天気。あちらこちらで鯉のぼりが泳いでいます。何を想っているのだろうな。気持ちよさそうに。

珍しくまたブログを更新します。
以前に書いた自分の記事をよく読み返します。今の自分との比較-。それはもちろん病状の変化を知り、その時系列的なペースに明日からの自分の予想をする、という為でもあります。そして思考の変化も知りたい。自分を知りたい。

でもなかなか自分を知ることは難しい。自分のことなんて誰もわからないよ、ということは知っていますし、だから本を読み映画を見て、音楽を聴き絵を観る、ということなのでしょうけれど。

一枚のレコードを回して、円の中心に向かって下りてゆく針をずっと追いかける。
すべてALSを中心に、その病状や気持ちの変化を、日記に残す。みたいなものが理想なのですが、どうも僕はその針に乗りきれていない。
もしALSを患っていなければ、っていつも思ってしまう。それは、この先の現実の世界を生きてゆくには足かせになるのでしょう。現実はALSなのだから・・・。

けれど、真っ暗な螺旋階段を下りていっている自分に気付きたくない。だからなのでしょうね、下りてゆく自分を外からしか見られていない。
でもねー、それにも気付いているのに、やっぱり昔を懐かしみ、今を無念に感じ、遠くを見てしまう。

今は紙をめくれないので本が読めないけれど、あのインクと紙の匂いが大好き。
学生の頃に出会った本をまた読めたらな、と思います。
ジョン・アーヴィングや、ポール・オースターも好きでした。椎名誠さんの本もずっと読んでいたな。「アドバード」や「水域」は面白い。リルケやゲーテやハイネも読んでた。

昔のブログに書いたかもしれません。
映画や絵画をたくさん観て、たくさん感動をすること。そして簡単には泣かないように自分の心のコップを大きくすること。簡単にくじけないように。いつも水が溢れるまでの距離を遠く高く見上げていられるように。

本でも音楽でも手段はいくらでもある。いつ自分の身体が動かなくなるか分からない恐怖に耐えられるようになるには、もっともっとコップを大きくしないといけない、ということか。

世界には海のない国もありますが、見上げる青空はこの星をぐるっと繋げている。
誰が最初に掲げたのだろう。春風に泳ぐ鯉のぼり。繋ぎとめた紐を外したら、大空は海原に変わってくれるだろうか。海のない国まで泳いで行ってくれるかい。子どもたちが高い空に憧れを持ちますように・・・。

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