2010.8.24 混じる

もうすぐ夏休みもおわりですか・・・。子供達は名残惜しいだろうなあ。でも、まだ最後の週末がありますもんね。心置きなく遊んでねー。 僕はよく、キャンプへ行こう!みたいなことをブログに書きますが、今回もまた少し。

昔、ボーイスカウトでキャンプへ行っていた頃は、今ほどキャンプ場が整備されておらず、海辺や川原で、なるべく平地の場所を探して、且つ、数十人がいっぺんにテントを設営できる場所を選んで、野営していました。
キャンプ場なんてものがほんの数箇所しかない時代ですから、毎年夏のキャンプは場所探しが大変。基本的に、ボーイスカウトは訓練が主な目的なので、なるべく一般の方に会いたくない、あ、いや、隠れてお酒を飲むから見つからないように・・・、というわけではないですよ。
汗かいて、手旗信号や、ロープ結びや、マッチ二本のみで火を起こせ、なんてことをしている横で、きゃー、お水冷たいわん、日焼けしちゃう~、いやん蚊がいるわ~、なんて、ちゃら子や、ちゃら男が、不健全な大人の思惑ぐひひ~、などと騒いでいる姿に会いたくないのです。我らは健全に訓練するのだ。

或る夏、山奥の川原でキャンプしました。もちろんキャンプ場ではありません。なので、炊事に使う水は、すべて川の水。調理も飲み水も。シャワーやお風呂もないので、川で汗を流します。
そうだ、トイレもないので、俗に言う、野○○ですな。シャベルとティッシュを抱えて、少し離れた岩陰へ。何泊目かに、よしこの辺りで用を足すか、としゃがむと、先人の分身の跡が・・・。う~ん、大体良いロケーションは被ってきますな。どこでもいいわけではないですし。いやいや、お下劣なオハナシで、すみません。昔の男の子は強かった。

よく、自然と遊ぼう、とか、自然と触れ合おう、とか聞きますけれど、なんか、趣味とか、レジャーなのですかね。特別なことをする感じなのかなあ。BBQするのにも、わざわざBBQグリル買わないと出来ないみたいな感じですし、キャンプいくのも、テント買わなくちゃ、みたいな雰囲気ですもん。七輪使えば立派なBBQなのに。 僕がキャンプへ行きたいのは、自然と遊んだり、触れ合う為ではありません。自然は、何も特別なものではなく、手を伸ばして掴むものじゃない。普段の生活から遠く離れて存在しているわけではないですもの。僕は生き返るために、自然に「混じりたい」のです。

街中で風が吹けば振り向くし、陽射しが出れば天を仰ぐし、雨が降れば首をすぼめます。虫の声には目をつぶるし、緑の匂いには深呼吸をする。
その中に「混じりたい」のです。同じ地球の生き物だもの。今ここで感じている自然では物足りない。もっと自分を感じたい。なので、緑の中で目を細め、満天の星の下で眠りたい。
もう夏休みも終わりですね。どうぞ、自然に会いに行くのではなく、自然に帰ってきてください。いっぱい溶け込むのじゃ。

そうそう、いく日目かの朝、リーダーがいつものようにシャベルを肩に担ぎ、トイレットペーパーを小脇に抱え、今日のお勤めをしに川上へ。適当な敵地は占領済みなので、今日は、遠くの大きな岩の向こうへ。いつもとは違うまったく新しい岩の上からリーダーのシャベルの柄が見え隠れしています。
ふむ、新しい占領地を見つけたか・・・。僕たちは朝食のお皿を川で洗いながらそれを見ていました。
ん? 僕たちは川下? リーダーは・・・? 川上? ん~、川上はイカンだろー。

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