2010.3.20 懐かしき友よ

今日は良いお天気でした。早咲きの桜もちらほら目にします。日本人は桜が好きですね。白やピンクの淡い色が自己主張しないところに共感するからかも知れません。短く儚い命に日本人のつつましく一歩下がる気質を重ねているのかも知れません。そして、新しい緑が芽吹く鮮やかな季節に、人生をやり直そうという気概を感じているのかも知れません。

大阪から懐かしい後輩が遊びにきてくれました。わざわざ僕の身体を心配して家族で会いに着てくれました。「菜の花」へ行って美味しい肴をつまみに「兼八」も飲みました。友は昔と変わらぬ同じ顔をしていました。人はそれぞれの人生を抱えていて責任もどんどん増えてきます。親になり人生の先輩になり、たくさんの人の中で自分の存在価値を試される。友人は、もう迷う青年の顔ではありませんでした。しっかりとした大人の顔、親の顔をしていました。

何かを自慢する人はあまり好きじゃない。私はこんなに頑張っているのだとか、私はこんなところにも気がつくのですとか、あの人は駄目、ほら私の言うことが正論でしょうとか、重箱の隅をつつくような人がいます。う~む。自己主張と虚栄心は違う。思いやりと自己顕示欲は違う。人前で正論をかざすことが必ずしも正しいことではありません。自分なんてたかだか知れている。誰かによって支えられている。例え好きでない人でも、自分に関わっている人に自分は生かされている。本当の大人は場所と言葉を選ぶ。そんな当たり前の話をたくさんしました。

今日の宴は素敵なものでした。心の拠り所。それを持っている人は幸せです。友人にとって僕がどんな存在かは分かりません。それは友人が分かっていれば良いこと。僕には心の拠り所があります。縁。誰かが笑うならそれが僕を救う。僕は今日彼らの笑顔を見て幸せでした。

僕は毎朝、動かない身体に溜息をつきます。腕の力がなく身体を起こせない。足が動かず身体の向きを変えられない。どうやってベッドから出ると思います?
必死です。服が脱げない。着られない。毎日です。途方に暮れます。誰かの過ちをあげつらう暇はないです。そっとフォローしてあげるほうが難しいけれど、僕はそっち側がいい。
贅沢は言いませんよ。一緒に飲めるうちに色んな人と飲みたい。もうあまり時間がない気がします。

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