2010.11.16 ドガ

少し前に横浜美術館へ、ドガ展を見に行ってきました。踊り子の画家と言われる著名な作家です。彼がサロンへ出入りしモネやルノアールたちと印象派展を立ち上げたのは、1860年代。日本では龍馬の頃ですね。フランスではパトロンがお気に入りの画家の絵を買い求める時代。同じ時代でも世界中では全然違った時代なんだ。

エトワール
「エトワール」
ドガはたくさんの踊り子の絵を残していますが、絵の中の景色は現実ではありません。彼の描く踊り子は、もちろんモデルが存在しますが、彼は多くの踊り子たちをデッサンし、それを後から一枚のキャンバス上で合わせて描いたのです。想像上の構図なんですね。
踊り子の画家と言われていますが、ドガは別に踊り子が好きというわけではなかったらしい。人間の動きがよく分かるから描いているだけだ、と言っています。油絵だけではなく、エッチングやブロンズ像などの作品にも、その「人間の動き」というものが表現されていて興味深いです。踊り子たち以外にも人間を描いた作品はどれもドガらしい。

綿花取引所の人々(ニューオリンズ)
「綿花取引所の人々(ニューオリンズ)」

今日定期検診に行ってきました。肺筋というか呼吸筋を調べました。僕の肺は健康な人に比べて57%しか膨らまなくなりました。7月が70%で9月が60%でしたかね。昨年の春は80%でしたから、ここ半年は随分と進行のスピードが上がったということです。血液中の二酸化炭素というか、炭酸の値も随分と上がりました。肺が動かず上手く呼吸ができないので、吸った酸素を上手く炭酸に変えて吐き出せていないのですね。身体の中に炭酸が残る。このペースだと気管切開もそう遠くないか・・・。

僕はドガではないので「人間の動き」について観察眼がありません。この時代、世界の裏側では戦争をしている国もあります。僕が暮らす国は一見平和に見えます。いや、確かにとても平和なんだろうな。いろんな時代の中で、僕の「人間の動き」はどこへ向かっているのだろう。僕の命はどこへ向かっているのだろうか。
飲み込みが出来るうちに、この季節ならではの温かいものでも食べよう。

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